親の力
2007.12.25 Tue
そういえば、そんなタイトルの本もあったような…ま、いいか。
教育の掟系の本も、結構読んだけど、やっぱり大前提は、
『褒めること』
これにつきます。
勉強のため、近頃喫茶店に行くことの多い自分ですが、
親子の対応力は、ここでやっぱり違いがでると思います。
騒ぐ子供の親は、僕が見てきた確率から言って怒りやすい。
それどころか、ひどい親になると喫茶店では子供のことを全く注意せずに、
親同士の会話に夢中と。
おいおいいいのかよと思うくらい、我関せず。
うるさいなーって、いやいや、その子あんたの子やがな。
褒める親は、得てして子供も静かです。
そして、例え怒ることになっても、対応がスマート。
見てるこっちも微笑ましくなります。
また、別に子供だけに限らず、処世術的にも褒めることというのは、
一番大切だと思います。自分を人を褒めることを努力していますが、
これが超難しい。
なぜなら、見え透いたお世辞は逆に失礼だし、
下手に褒めると、何か下心があるのではないのかと勘ぐられたりと、
塩梅が超むずかしいのです。
「適度に褒める」、一番難しいことだと思います。
褒める、叱る で一番思い出すのが、自分の両親。
なぜなら両極端で、父は褒める、母は叱るのが多かったなぁと思うのです。
どうがんばって思い出しても、父に怒られた思い出がでてこない。
代わりに、母に怒られた思い出はゴロゴロ出てくる。
まぁ、お陰でどっちが正解かは僕には分ったので、いい経験だと思います。
ただ、そんな母から珍しく褒められた事で、
一番嬉しかったのが「小学校の時に自画像を描いたとき」です。
あれは小学校の6年生の美術の時間で、3学期最後らへんの時期でした。
僕は、中学受験をなんとか成功させ、心の余裕もでき、
後は小学校を卒業するだけという時期でした。
今まで、内職や、あまりにも手を抜いた絵や、版画しか書いてなかった美術の時間。
最後は、鏡をもってきて、自分の顔を描くという課題でした。
終わって塾にいかなくちゃっといった強迫観念もなく、ノビノビと描いたのが、
よかったのか、美術の先生も驚くくらい、イイ絵を描いた。
その学期の通信簿も5がついたくらい(いつも4か3だった)、
そして、それを今でも事細かに覚えてるいるのは、
母がその持って帰った絵を大絶賛してくれたからだ。
その後も事あるごとに、あの絵を褒めてくれた。
そのお蔭か分からないが、
今でも絵を描くことは、好きだし、
下手かもしれないけど、母に見てもらいたいなと思うことがある。
それは、やっぱり心の奥底に「母に褒められたい」という気持ちがるのかもしれない。
…こんな、超私事な内容でジーンとくる人なんていないと思うけど、
クリスマスとかで恋人とかとうつつをぬかしている暇があるのなら、
そんな自分が今いるのが親のお陰であることを、再認識するのも、
悪くないんじゃないか、思って書いてみた。
決してタンスの角で頭ぶつけて、おかしくなったとか、変なもんくったとか、
そういう類のものじゃないから、心配してメールしてこないように。
て、やっぱり読み直すとかなり恥ずかしいから、
公開するのは今年度末までにしようかしら…?